屋号と由来

当施設のすぐ西側(玄関の裏側)は国有の松林となっていて、特に冬季に強風から地区を守り、春夏には鳥が啼き爽やかな情景を提供してくれるのです。秋には虫の音でいっぱいになります。
当施設からは直接日本海の展望を得られない代わりに常に碧の松林が目を楽しませてくれるのです。

「松風荘」の名は、新潟県社会保険協会様の保養所であった「松風荘」の名を、そのまま受け継がせていただいたものです。保養所の歴史は古いもので、当初は「瀬波健康保険倶楽部」と称し、病後の静養、過労の休養、健康要注意者の保養の目的なら、健康保険の被保険者にはだれでも無料で利用できたようです。温泉で身体の具合がよくなった、松林の風が夏でもたいそう涼しく感じられたという利用者の感想も当時の記事に見えます。その後、昭和41年4月に一般公募によって「松風荘」と改名されたという、由緒久しいものであります。

いわば新潟県の県民のすべての方々の保養と健康増進のための低料金の施設だったということですから、業態は保養所から日帰り銭湯(一般公衆浴場)に変わるものの、名称とともにその精神の一端だけでも引き継ぎ、できるだけ低料金で、ご利用の皆様の保養と健康増進、日常生活の中の幸福度UPのお役に立ちたいと思っております。

噴湯公園から見た日本海と松林と松風荘(陽が差している下側中央付近の建物)

運営会社

令和3年3月より、株式会社丹羽企画が運営しています。

入館・利用のお断り

松風荘は公衆浴場です。以下の方は入館、施設利用をお断りします。

1.感染症にかかっている人、リスクのある人

2.下痢症状がある人、自分で排泄管理できない人(オムツ着用の人)

3.泥酔状態の人

4.他の利用者、及び当施設に対して迷惑行為をする人

館内には、動物持込はご遠慮願います。(盲導犬を除きます)

バリア/バリアフリー

残念ながら松風荘はバリアフリー建築とはなっていません。エレベータやリフトも設置されておらず、1Fロビーから2Fの浴場フロア、客室フロアへは階段昇降が必須となります。玄関、脱衣室、休憩室入口にも、車椅子使用困難な段差があります。トイレも車椅子には対応していません。

そのかわりに、杖は、先端を拭いたうえで館内でも使っていただいています。浴槽へ入るところや、靴を脱ぐところには手摺を設けました。館内はスリッパを履かずに移動できるようになっています。 女子浴室には入浴着着用周知用の掲示もしています。動物持込は禁止ですが、盲導犬は館内に入っていただけます。大がかりな工事は無理ですが、できる範囲のことは努力してどなた様も使いやすくしたいと思っておりますので、ご希望あればご相談ください。

環境保護

CO2排出削減に努力します。具体的な取組は、以下のとおり。

1.温泉熱を利用した給湯(熱交換による)

2.温泉熱、浴室廃熱を利用した暖房補助

3.照明のLED化、自動点灯化推進

4.省エネエアコン採用(個別空調)、省エネ室温設定、室内空気循環

5.(計画中)太陽光パネル・蓄電池設置

6.(計画中)窓の断熱化

地域との共生

地域の一員として役割を果たします。具体的な取組は、以下のとおり。

1.災害対応への協力(村上市と連携した入浴サービス提供)

2.地域行事(地区総会、懇親会、老人会等)に対する優先的な場の提供

3.地域行事(海岸清掃、植栽管理等)への参加

4.瀬波小学校の作品展示

5.地域の旅館、店舗等との各種イベント、キャンペーンへの参画

個人情報保護

当館では、できるだけお客様の個人情報をお預かりしないことにしております。

銭湯の「スタンプカード」は、カードに記名いただくものの、ご本人確認以外に情報を使用することはありません。

簡易宿泊サービスでは利用申込書または宿泊者名簿に個人情報を記入いただいています。宿泊の書連絡及びご案内以外には使用しません。ただし、当局から要請がある場合には開示します。紙で受領した場合はファイルに、電子的に受領した場合は会社のPC内に10年間保管します。

有料個室をご予約いただく際にお名前と電話番号をうかがっておりますが、諸連絡以外に使うことはありません。月次のスケジュールボードに記載管理しており、月末に消去します。